皆さん、こんにちは。本日は四十肩・五十肩についてお話していきたいと思います。

1、四十肩・五十肩とは

四十肩・五十肩といいますが、これは実は俗称です。正しくは肩関節周囲炎といいます。原因がよく分からないとも言われています。
五十肩の定義の中に肩関節周囲組織の退行性変化を基盤として「明らかな原因なしに発症」すると書かれています。

2、四十肩・五十肩の原因

原因がよく分からないとも言われていますが実際には以下の 2 つの事が多いです。
  1. 年齢とともに老化によって硬くなった肩関節の周りに付着している筋肉の腱の炎症です。肩関節の周りには肩関節を補強する構造の回旋筋腱板があります。略して腱板ともいわれますが、これは 4 つの筋肉で構成されます。その中の 1 つ棘上筋という肩を外側に引き上げる筋肉の炎症
  2. 関節包という、関節をスムーズに動かすためのクッションの役割をする軟部組織の炎症。特に前方の関節包の炎症。
上記 2 つが悪化して肩が上がりにくく、痛みを伴う事が多いです。

3、四十肩・五十肩の症状

・着替える時に腕が上がらない
・電車などのつり革をつかむ動作がつらい
・頭を洗う際に腕を上げる時につらい
・突然、肩の周辺に痛みを感じる
・夜間痛(夜中にズキズキ痛み、眠れない事もある)
・肩を後ろに回せない
・肩に熱感がない

3、四十肩・五十肩の治療

四十肩・五十肩の治療方法治療方法ですが、時期によって異なってきます。
五十肩は実は 3 期に分けられます。
  • 第一・・・急性期
  • 第二・・・拘縮期
  • 第三・・・解氷期

急性期の治療方法

急性期は痛みが強く、夜間にも激しく痛みます。
無理に動かさないで安静にする肩を温める急性期の初期治療が最も重要です。
実は四十肩・五十肩の特徴として症状の最後に記載しましたが、熱感がないのが特徴です。
これは何を意味するかというと、血流が悪い、要するに「循環障害」なのです。
循環障害ならば、とにかく絶対に冷やさないで温めて下さい。
お風呂にゆっくり肩まで浸かったり、夜寝る時も冷やさない事が重要になります。
そして無理に肩を動かす事は絶対に控えて下さい。急性期に無理に動かすと、悪化させてしまう事も多いです。

拘縮期の治療方法

痛みが取れてきたら、今度は運動療法です。急性期で安静にしていた事により、肩の関節は拘縮します。そこで拘縮を改善するために、関節の可動域を広げていきます。
ここでまた重要になってくるのは、無理な運動はしない事です。
最も効果的なのは、肩に力を入れずに肩の関節を動かす事です。
では具体的にどのような運動をすればいいかというと、おススメは「コッドマン体操」です。コッドマン体操とは
痛くない方の手を机などに置いて体を支えます。
痛い方の手にペットボトル( 500ml 位)を持ちます。
痛い方の手を肩の力を抜き、ゆっくりとペットボトルを振る痛みが出ない範囲で徐々に体全体を動かして振りを大きくする
※肩に力を入れない事が重要なのですが、どうしても力が入ってしまうという方は、ペットボトルを紐などで結ぶと力が入りにくくなります。

解氷期の治療方法

徐々に力を入れた運動やストレッチをしていきます
最後に、先程も述べましたが、四十肩・五十肩と言われるものは初期治療がとても重要です。
無理な運動などは控えて下さい。
自分自身では判断がつかなく心配な方は、当院では的確なアドバイスから、治療までサポート致しますので、是非お気軽にお立ち寄り下さい。