子供のかかとの痛みについて。症状説明と治療方法
皆さんこんにちは。
本日は子供のかかとの痛み及び症状、治療方法について説明していきたいと思います。
子供に固有のかかとの痛みといえば、
『踵骨骨端症(別名:セーバー病)』
があげられます。
以上 4 項目について以下に説明していきたいと思います。

【踵骨骨端症の疾患の概念】

かかとには踵骨(しょうこつ)という大きな骨があります。その踵骨の中に、子供の成長期には骨端成長軟骨という柔らかい軟骨でできた部分がります。場所はアキレス腱が付着する踵骨隆起部という所です。この骨端成長軟骨が、スポーツなどの足の使い過ぎにより、アキレス腱に引っ張られる事でキズがつき痛みの原因になります。細かく言えば、踵骨に血流障害が起こり、骨端成長軟骨よりも後ろ側にある踵骨骨端核という場所が壊死または炎症を起こします。

【好発年齢及び性別】

7 歳~ 10 歳の活発な男子、太った男子に多いです。

【症状】

・踵骨骨端部の運動している時の痛み、及び運動後の痛み
・踵骨骨端部の圧痛
・歩行時の痛み
・痛みを避けるために「つま先歩き」になる事もあります

【治療方法】

スポーツをしているお子様でしたら、まずはスポーツ活動を制限したり、場合によっては中止となります。
安静が重要となります。
数日間の安静を保つだけで日常生活での痛みは消失します。
ただし、この状態でスポーツ活動に復帰すると、再発のリスクが高まります。
そこで日常生活での痛みが消失したら、そこから 1 週間前後の安静が必要になります。
トータルで 2 週間前後の安静が必要になります。
かかとが柔軟で、足の関節が足を下側の方向(多少屈曲位)になるかかとの高い靴の着用も効果的です。
靴の部分に柔らかい材質を用いた靴の中敷きを使用するのも 1つの方法です。具体的には 1cm 位高くします。
踵を高くする理由は高くした方が、踵骨骨端症の原因であるアキレス腱の緊張を緩める事が出来るからです。

【予防方法】

予防法としては、踵に負担がかからないように走る時は固いコンクリートやアスファルトの上は避けましょう。アキレス腱の牽引が理由なので、ふくらはぎの筋肉のストレッチも十分に行いましょう。
気になる予後ですが、基本的には良好です。
お子様が踵を痛がっていたら、踵骨骨端症(セ―バー病)かもしれません。そのようなケースが見受けられましたら、当院までお気軽にお立ちより下さい。