今回はスポーツ中に肉離れを起こしたらどうしたらいいのか、するべきことを書いていきたいと思います。

先ず肉離れとは何か。

ダッシュなどの動作で筋肉の収縮時に急激に筋肉が伸ばされストレスが加わり、その為、筋繊維の損傷が起こる障害のことを言います。

その他に金断裂、筋膜断裂、筋損傷などがあり主にスポーツ活動中に起こりやすく、スポーツ障害で起こりやすい症状です。

肉離れの好発部位は大腿部(ふともも)の裏側やふくらはぎが多いです。

まずスポーツ中に起きてしまったら試合を退場しRICE処置をしてください。

Rest(安静)

損傷部位の腫脹や血管、神経損傷を防ぐ目的で、患部を安静に保ち筋肉や関節の動きを抑えることによって内出血も抑えられます。

Icing(冷却)

2次性の低酸素障害による細胞壊死と腫脹を抑える為、患部を氷で冷却します。

1520分冷却すると患部の感覚が鈍くなるので外してもらって、また痛みが出てきたら冷却することを2472時間繰り返します。

湿布や冷えピタなどは深部の冷却効果はないのでできるだけ氷などで冷却してください。

Compression(圧迫)

患部の内出血や腫脹を抑える為、腫脹部位を中心に腫れのない部分まで軽い圧迫を加えます。強過ぎる圧迫は循環障害をきたすので注意してください。

Elevation(挙上)

腫脹の軽減と早期消退を図るため、患部を挙上します。理想的には患部を心臓より高い位置に挙上してください。内出血や腫脹は筋肉の多い部分では吸収されやすくなります。手足の末梢に広がると吸収は遅れるので、患部をできるだけ高い位置に置くことが重要です。

まずこの4つの処置をしてください。

受傷後も運動負荷をかけてしまって、腫れと痛みが強くなってしまい、受傷後34日経ってから痛みと腫れが引かなくて来院されるケースがよく見られます。

この期間こそが出血や腫脹が助長される期間なので、初期の処置が適切に行われればすぐに軽快してしまうような外傷でも、多くの出血や強い腫れが生じてしまうと治癒も遅れてしまい、スポーツへの復帰も遅れてしまうのでしっかりRICE処置をしましょう。